結婚記念日のプレゼントについて
結婚記念日とは
結婚記念日はイギリス発祥の風習です。日本では明治時代から「銀婚式」や「金婚式」を中心に普及しました。イギリスでは15年目までは毎年のように、以降は5年目ごとに60年目まで名称があります。
その名が示すシンボルは、年を重ねるごとに強く、また価値があるものとなり、夫婦の絆の重みを表します。
両親や夫婦におすすめな記念品について
☆結婚1年目
結婚1年目の名称は「紙婚式」ですので、「紙」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「本」「アルバム」「手帳」といったものがオススメです。
☆結婚2年目
結婚2年目の名称は「綿婚式」ですので、「綿」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「スカーフ」「ハンカチ」「シャツ」「木綿の衣類」といったものがオススメです。
☆結婚3年目
結婚3年目の名称は「革婚式」ですので、「革」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「バッグ」「財布」「靴」「ベルト」といったものがオススメです。
☆結婚4年目
結婚4年目の名称は「花婚式」ですので、「花」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「花束」「花柄の食器」といったものがオススメです。
☆結婚5年目
結婚5年目の名称は「木婚式」ですので、「木」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「苗木」「箸」「木製家具」「観葉植物」「木彫品」「鉢植え」といったものがオススメです。
☆結婚6年目
結婚6年目の名称は「鉄婚式」ですので、「鉄」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「鉄鍋」「フライパン」「鉄製品」「ゴルフ道具」「カフス」「キャンドルスタンド」といったものがオススメです。
☆結婚7年目
結婚7年目の名称は「銅婚式」ですので、「銅」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「アクセサリー」「マグカップ」「銅製品」「茶器」「ティーポット」「花瓶」といったものがオススメです。
☆結婚8年目
結婚8年目の名称は「ゴム婚式」ですので、「ゴム」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「自動車のタイヤ」「自転車」「髪留め」「ベルト」といったものがオススメです。
☆結婚9年目
結婚9年目の名称は「陶器婚式」ですので、「陶器」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「花瓶」「コーヒーカップ」「皿」「陶器」「酒器」「飾り皿」といったものがオススメです。
☆結婚10年目
結婚10年目の名称は「錫婚式」ですので、「錫」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「茶器」「鍋」「ケトル」「ビアグラス」といったものがオススメです。
☆結婚11年目
結婚11年目の名称は「鋼鉄婚式」ですので、「鋼鉄」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「フライパン」「ゴルフ用品」「ステンレス製品」「日曜大工用品」といったものがオススメです。
☆結婚12年目
結婚12年目の名称は「絹婚式」ですので、「絹」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「ブラウス」「スカーフ」「パジャマ」「ネクタイ」といったものがオススメです。
☆結婚13年目
結婚13年目の名称は「レース婚式」ですので、「レース」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「テーブルクロス」「ハンカチ」「カーテン」といったものがオススメです。
☆結婚14年目
結婚14年目の名称は「象牙婚式」ですので、「象牙」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「印鑑」「アクセサリー」「箸」といったものがオススメです。
☆結婚15年目
結婚15年目の名称は「水晶婚式」ですので、「水晶」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「クリスタルグラス」「ワイングラス」「アクセサリー」「時計」「置物」といったものがオススメです。
☆結婚20年目
結婚20年目の名称は「磁器婚式」ですので、「磁器」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「茶碗」「湯飲み」「酒器」「香炉」「杯」「壷」といったものがオススメです。
☆結婚25年目
結婚25年目の名称は「銀婚式」ですので、「銀」にちなんだ品をプレゼントします。
例をあげますと、「スプーン」「食器」「アクセサリー」「ペア腕時計」「帯留め」「カフス」「写真フレーム」といった銀製品がオススメです。
☆結婚30年目
結婚30年目の名称は「真珠婚式」ですので、「真珠」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「アクセサリー」「タイピン」「カフス」「ネックレス」といったものがオススメです。
☆結婚35年目
結婚35年目の名称は「珊瑚婚式」ですので、「珊瑚」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「アクセサリー」「指輪」「小物」「インテリア」といったものがオススメです。
☆結婚40年目
結婚40年目の名称は「ルビー婚式」ですので、「ルビー」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「イヤリング」「指輪」「ペンダント」「ネックレス」といったものがオススメです。
☆結婚45年目
結婚45年目の名称は「サファイヤ婚式」ですので、「サファイヤ」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「イヤリング」「指輪」「ペンダント」「ネックレス」といったものがオススメです。
☆結婚50年目
結婚50年目の名称は「金婚式」ですので、「金」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「金杯」「ペア腕時計」「指輪」「ネックレス」「ブレスレット」「金箔の漆器」「インゴット」といったものがオススメです。
☆結婚55年目
結婚55年目の名称は「エメラルド婚式」ですので、「エメラルド」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「イヤリング」「指輪」「ペンダント」「ネックレス」といったものがオススメです。
☆結婚60年目
結婚60年目の名称は「ダイヤモンド婚式」ですので、「ダイヤモンド」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「イヤリング」「指輪」「ペンダント」「ネックレス」といったものがオススメです。
ギフトの金額の相場について
結婚記念日のお祝いギフトは、1万円~2万円が金額の相場になります。
お祝いの品を贈る場合は、個人が別々に贈るのもよいのですが、子供全員とか教え子有志とか、グループで高価な記念品を贈るのもよろしいでしょう。
☆のしの書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「○婚式御祝」または「御祝」など
表書き/名前:上書きよりやや小さめのフルネーム
お祝いのお花について
お祝いなど、贈り物に欠かせないのがお花です。ただそれだけに、知っておかないと相手を不快にさせてしまうタブーも多くあります。贈る主旨の基本マナーや、相手の好みの花を押さえて、気持ちのよいスマートなお花の贈り方を覚えてください。
また、基本マナーを踏まえた上で、花の専門家であるお花屋さんに相談するのも一つの方法です。相手への贈る気持ちを最大限に引き出してくれるようなアドバイスをしてくれるお花屋さんを見つけておけば、いざというときに心強い存在になります。贈る目的に合った花を選んで贈りましょう。
花を贈るときは、贈る人の花の好みを知っていれば、その花を中心とした花束を注文すればよいでしょう。
また、知らない場合でも、お祝いの花なので、暖色系の温かみのある色合いの花束を贈るようにします。
☆花の選び方:色から選ぶ
贈る相手の花の好みがわかるケースは少ないかもしれません。そんなときに、普段使っている文房具や身につけているものから、好みの色で、花を選ぶこともできます。
めでたいシーンでは、暖色系の花が好まれます。相手の好みの色が寒色系の場合は、その色の花を贈っても失礼にはあたりませんが、迷ったときには、暖色系の花でまとめるほうが無難です。
【色のパワーとイメージ】
赤色:「火」の色に象徴され、生命力を表す色。ゴージャス、情熱、健康、熱心などのイメージ。バラ、ガーベラ、アンスリウムなど。
黄色:希望や活気、発展、幸福の色。快活、軽快、楽しい、好奇心、愉快などのイメージ。ヒマワリ、バラ、カラー、オンジジュームなど
オレンジ色:自信や活力をもたらす色。暖かい、活発、喜び、躍動的、元気、陽気、積極的などのイメージ。ユリ、スプレーアム、サンダーソニアなど。
クリーム色:グレードの高さや格を表し、出世へと導くパワーを持つ色。潔白、上品、高級、神聖などのイメージ。バラ、カーネーション、マトリカリアなど。
紫色:相手に高貴な印象を与える色。神秘、妖艶、不思議、高貴、気品、芸術的などのイメージ。チューリップ、カンパニュラ、アネモアなど。
青色:誠実な心を象徴し、平和と真実の色。冷静、希望、平和、無限、知性などのイメージ。ブルーレース、トルコキキョウ、ブルースターなど。
水色:柔らかくてクリアな印象の色。冷静、希望、平和、無限、真実、清涼、忠実などのイメージ。ヒアシンス、マーガレット、ニゲラなど。
白色:純潔や平和、精神安定と心を浄化してくれる色。潔白、高級、純真、素直、勝ち、善良などのイメージ。ユリ、バラ、カラー、アンスリウムなど。
☆花の選び方:月の花から選ぶ
花も生きものなので、旬があります。花屋に並ぶ、四季折々の花から、その月を選んで贈るのも選択肢のひとつです。
また、花にはそれぞれ花言葉があるので、花言葉の意味も含めて選んでみるのもよいでしょう。手紙も添えて贈る場合は、その花言葉を書いてあげると喜ばれるでしょう。
【月の花と花言葉】
1月:チューリップ・・魅惑、博愛、思いやり、正直
1月:オンシジューム・・可憐、印象的な瞳、遊び心
2月:スイートピー・・優しい思い出、門出
2月:カラー・・夢のように美しい、乙女のしとやかさ
3月:フリージア・・純白、無邪気、あどけなさ、慈愛、親愛
3月:ワスレナグサ・・私を忘れないで
4月:バラ・・愛(赤色)、信頼(オレンジ色)、尊敬(白色)
4月:ガーベラ・・神秘、我慢強い
4月:ユリ・・純潔
5月:グロリオーサリリ―・・栄光、情熱的
5月:アンスリウム・・煩悩、他人行儀、印象深さ
6月:サンダーソニア・・共感、祈り、愛嬌
6月:デルフィニューム・・幸福をふりまく貴方
7月:トルコキキョウ・・希望、変わらぬ美、希望、優美、よい語らい
7月:ブーゲンビリア・・情熱
8月:ヒマワリ・・憧れ、情熱、光輝、敬慕
8月:グラジオラス・・たゆまぬ努力、情熱的な恋
9月:ダリア・・華麗、威厳、感謝、栄華
9月:リンドウ・・的確、正義
9月:クレマチス・・心の美
10月:コスモス・・乙女の純潔、真心、調和
10月:菊・・私を信じて下さい、女性的な愛情
11月:ブバルディア・・羨望、知的な魅力、清楚、夢想家
11月:椿・・完璧な魅力、誇り、美徳、控えめな美点
12月:カトレア・・あなたは美しい、優雅な貴婦人
12月:シクラメン・・はにかみ、清純(白色)
12月:スイセン・・尊重(白色)、愛に応えて(黄色)
☆花の選び方:デザインで選ぶ
自分で花の種類や色を指定して花束を作ってもらうこともできます。花屋の店頭はもちろん、最近ではインターネットから申し込むフラワーギフトでもデザインイメージを伝えて作ってもらう方法が増えてきています。
特に、花屋に電話や直接出向いて購入したり、予約するときには、「派手に」「優雅に」「コンパクトに」「上品に」「和風で」「男らしく」などのデザインイメージを伝えればよいでしょう。
相手は、花束を作るプロなので、渡す相手の性別や渡すシチュエーションなどを伝えると、親切に相談に乗ってくれるはずです。
そして、忘れてはいけないのが予算です。予算の範囲内で作ってもらうことを念頭に置きましょう。
☆お花のおすすめな形態について
結婚記念日に最適なお花の形態は「鉢植え」「花束・ブーケ」「アレンジメント」などがおすすめです。
☆お花の予算の相場について
結婚記念日にお花を贈る場合、4千~6千円が予算の相場になります。
ギフトに添えるメッセージの文例について
・結婚記念日心からお祝い申し上げます。
・結婚記念日おめでとう。いつまでもお元気で。
・愛の記念日おめでとう。年とともに愛もさらに深まりますようにお祈りいたします。
・お二人で築いた愛の記念日、おめでとうございます。年輪を重ねるごとに、ますます愛が深まりますように。
・お父さん、お母さん、結婚記念日おめでとうございます。いつまでも仲良く、私たち夫婦のよきお手本でいてください。
・結婚記念日おめでとうございます。ときには新婚時代を思い出し、いつまでも助け合い睦み合うご夫婦であってほしいと思います。 ますますご円満で充実した人生をお送りください。
・ご結婚記念日おめでとうございます。いつもご愛顧いただきまし て、従業員一同心から感謝しております。これからも仲良くお元気で、ご夫婦で素晴らしい人生を送られることを心からお祈りいたします。
・結婚記念日おめでとうございます。ときには新婚時代を思い出し、
いつまでも助け合い睦み合うご夫婦であってほしいと思います。
ますますご円満で充実した人生をお送りください。
ご結婚記念日おめでとうございます。いつも変わらぬお心遣い、心
から感謝いたしております。いつまでもお幸せに記念日をお迎えに
なられますようお祈りいたします。
・ご結婚記念日をお祝い申しあげます。いつも、明るくてあたたかい
●●さんのご家庭は、本当に僕らをなごませてくれます。今日はお
世話をおかけしている感謝の気持ちを、お二人にお伝えしたいと思
います。「ありがとうございます。そしておめでとうございます」
・結婚記念日、おめでとう。いつかお父さんとお母さんみたいに、深く信じあい、寄り添いあい生きることで、どんなことものり越えていける家族になること、私たちも目標にしたいです。これからも二人仲良くネ。
娘より
「知識ゼロからの喜ばれる贈り物のマナー」より
「冠婚葬祭 手紙スピーチ全書」より
「NTT D-MAIL」より