金婚式ののしについて
結婚記念日の意味について
結婚記念日はイギリス発祥の風習です。日本では明治時代から「銀婚式」や「金婚式」を中心に普及しました。イギリスでは15年目までは毎年のように、以降は5年目ごとに60年目まで名称があります。
その名が示すシンボルは、年を重ねるごとに強く、また価値があるものとなり、夫婦の絆の重みを表します。
結婚50周年である「金婚式」には「金色の輝きを得て豊かさを表す大きな記念日」という意味があります。
水引、表書き、名前の書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「金婚式御祝」「御祝」など
表書き/名前:上書きよりやや小さめのフルネーム
子供一同(3名まで)の場合の名前の書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「金婚式御祝」「御祝」など
表書き/名前:3名までの連名の場合↓
氏名を真ん中に書きます。右から左へ、目上の人から順に書きます。友人たちで贈る場合はアイウエオ順に。3名まではこの書き方にします。
子供一同(4名以上)の場合の名前の書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「金婚式御祝」「御祝」など
表書き/名前:4名以上の連名の場合↓
代表者の氏名と左下に小さく「外一同」と書き、別紙に全員の名前を書いて中包みに入れます。
夫婦連名の場合の名前の書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「金婚式御祝」「御祝」など
表書き/名前:夫婦の連名の場合↓
夫はフルネームで、妻は名前だけを夫の位置に揃えて書きます。
お祝いの金額の相場について
金婚式のお祝いの相場は、1万円~2万円になります。
お祝いの品を贈る場合は、個人が別々に贈るのもよいのですが、子供全員とか教え子有志とか、グループで高価な記念品を贈るのもよろしいでしょう。
夫婦におすすめなプレゼントについて
結婚50周年の名称は「金婚式」ですので、「金」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、金杯、金扇、金のアクセサリーなど、金にちなんだ材質や色のものがオススメ。
もちろん金にこだわる必要はありませんが、小物やアクセサリーを贈る際は色をペアにすること。子供たちで旅行券や観劇券を贈るのもよいでしょう。
ギフトを贈る時期について
お祝いの品を贈る場合は、パーティなどの一週間前までに贈ってください。現金なら当日でも構いません。
お返しの熨斗の書き方について
水引:紅白の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「内祝」「金婚式記念」「金婚式寿」など
表書き/名前:上書きよりやや小さめの大きさで夫婦のフルネームを連名
お返しのマナーについて
金婚式のお祝いに対するお返しは、原則的に必要ありません。「夫婦の記念日」である結婚記念日は、夫婦や家族でお祝いをする内祝いだからです。
ただし、友人や知人を招いて祝宴を開いた場合には、お返しに引き出物として記念品を用意するのが一般的です。
友人や知人からお祝いをいただいたが、祝宴を開かない場合や身内などの場合は、「内祝い」をお返しとして贈るのがよいでしょう。
☆金額の相場について
金婚式のお返しの相場は、いただいた金額の半額程度になります。
金婚式の金額の相場は1万円~2万円ですので、5千~1万円くらいがお返しの金額の目安になります。
「贈答のルールとお金の事典」より
「冠婚葬祭とおつきあい 基本のマナー」より