結婚記念日のメッセージについて
基礎知識について
結婚記念日はイギリス発祥の風習です。日本では明治時代から「銀婚式」や「金婚式」を中心に普及しました。イギリスでは15年目までは毎年のように、以降は5年目ごとに60年目まで名称があります。
その名が示すシンボルは、年を重ねるごとに強く、また価値があるものとなり、夫婦の絆の重みを表します。
プレゼントに添えるカードの文例について
・結婚記念日心からお祝い申し上げます。
・結婚記念日おめでとう。いつまでもお元気で。
・愛の記念日おめでとう。年とともに愛もさらに深まりますようにお祈りいたします。
・お二人で築いた愛の記念日、おめでとうございます。年輪を重ねるごとに、ますます愛が深まりますように。
・お父さん、お母さん、結婚記念日おめでとうございます。いつまでも仲良く、私たち夫婦のよきお手本でいてください。
・結婚記念日おめでとうございます。ときには新婚時代を思い出し、いつまでも助け合い睦み合うご夫婦であってほしいと思います。 ますますご円満で充実した人生をお送りください。
・ご結婚記念日おめでとうございます。いつもご愛顧いただきまし て、従業員一同心から感謝しております。これからも仲良くお元気で、ご夫婦で素晴らしい人生を送られることを心からお祈りいたします。
・結婚記念日おめでとうございます。ときには新婚時代を思い出し、いつまでも助け合い睦み合うご夫婦であってほしいと思います。ますますご円満で充実した人生をお送りください。
・ご結婚記念日おめでとうございます。いつも変わらぬお心遣い、心から感謝いたしております。いつまでもお幸せに記念日をお迎えになられますようお祈りいたします。
・ご結婚記念日をお祝い申しあげます。いつも、明るくてあたたかい●●さんのご家庭は、本当に僕らをなごませてくれます。今日はお世話をおかけしている感謝の気持ちを、お二人にお伝えしたいと思います。「ありがとうございます。そしておめでとうございます」
・結婚記念日、おめでとう。いつかお父さんとお母さんみたいに、深く信じあい、寄り添いあい生きることで、どんなことものり越えていける家族になること、私たちも目標にしたいです。これからも二人仲良くネ。
娘より
子供から夫婦へのお祝いの言葉の文例について
お祝いの言葉の文例
両親の銀婚式を祝う娘のスピーチの一例です。2つのポイントにご注意ください。
1. 銀婚式の祝いの品は、通常はペアで使えるものや花などです。ここでは娘が個人的に選んでいますが、花の場合は花言葉に留意する必要があります。
2. 家族のプライバシーを少しのぞかせることで、ほほえましいスピーチにまとめています。
お父さん、お母さん、銀婚式おめでとうございます。今日のお祝いを何にしようかな、とすごく悩んで夜も眠れなかったのですが、ふたりが初めてデートしたのが江戸川の土手で、たくさんのタンポポが咲いていたという話と、結婚して最初に買ったのがモーツァルトのレコードだったということを以前に聞いたのを思い出し、お父さんにはモーツァルトのCD、お母さんには近所の原っぱで咲いていた日本タンポポのお花で作った首飾りをプレゼントします。
お父さんはとっても優しくて、私はいままでに一度も怒られたことはありません。でもわたしの顔を見ると、「おい○○、今晩いっしょにお風呂に入ろう」と口癖みたいにいうのはやめてください。
お母さんもやさしいのですが、「○○ちゃん宿題やった?」と尋ねるのはやめてください。その二つを除くと、とてもいいお父さんとお母さんです。
どうかおふたりとも体には気をつけて長生きしてください。
☆お祝いの言葉の文例
3つのポイントにご注意ください。
1. 両親の金婚式を迎えることができた喜びを、長男の立場から率直に口にしてください。
2. 最近の老夫婦の動静を簡単に報告してください。あまり細かくやりすぎると主賓の出番を奪ってしまうので、注意してください。
3.あらたまった席で、あらためて両親に対する礼を述べることに格別の意義があります。
お父さん、お母さん、金婚式おめでとう。人生の節目を飾る立派なお祝いの会を持てて長男として誇らしく思います。
また、お忙しいなか、本日ここに集まってくださった皆様、本当にありがとうございます。
父は相変わらず早起きをして、読書をしたり書を楽しんだり、ときおり義太夫をうなって私たちをびっくりさせたりしてくれます。最近少し足元がおぼつかなくなりましたが、とても元気です。
母も非常に元気です。一日一首を合言葉に、学生時代からの和歌を詠み続けております。
父母は私たち五人の兄弟姉妹を立派に育ててくれましたが、その苦労は並大抵ではありませんでした。本当に感謝です。
お父さんお母さん、どうかこれからもゆっくり養生なさって、やりたいことはなんでも楽しんでください。またときおりは、孫たちの人生相談にものってやってください。お願いいたします。
友人から夫婦へのお祝いの言葉の文例について
ポイント:日頃かいま見たほほえましいシーンを紹介し、二人の仲の良さをたたえる。
このたび金婚式を迎えられた近藤宏さんと雅子さんに、心からのお祝いのごあいさつを申し上げます。
私はご紹介いただきましたとおり、雅子さんとは高齢者文化講座で、もう十数年のお仲間でございます。お仲間の皆さんがたいへんうらやましく思っていることは、講座のある日は必ず、ご主人が雅子さんを会場まで車で送り迎えをされていることです。残念ながら、ほかのメンバーにそんな幸せな人は一人もいません。
年をとってもああいう関係でいたいものだなあというのは、私のみならずご出席の皆様すべての思いに違いありません。
近藤さん、雅子さん、金婚式おめでとうございます。これからもどうぞ仲良くお過ごしくださいませ。今日はおめでとうございます。
「冠婚葬祭 手紙スピーチ全書」より
「NTT D-MAIL」より
「あいさつ・スピーチ 常識事典」より
「短いスピーチ実例集」より