銀婚式とは
結婚記念日の基礎知識について
結婚記念日はイギリス発祥の風習です。日本では明治時代から「銀婚式」や「金婚式」を中心に普及しました。イギリスでは15年目までは毎年のように、以降は5年目ごとに60年目まで名称があります。
その名が示すシンボルは、年を重ねるごとに強く、また価値があるものとなり、夫婦の絆の重みを表します。
意味について
銀婚式とは結婚25年目の名称のことです。
結婚25周年のお祝いである銀婚式には「結婚生活の一区切り」という意味があります。
結婚何周年目のお祝い?
銀婚式とは結婚25年目のお祝いになります。勘違いされる方も多いですが結婚20年目ではありません。
結婚20周年のお祝いについて
結婚20周年のお祝いは、銀婚式ではなく、「磁気婚式」になります。
両親におすすめのプレゼントについて
結婚25周年の名称は「銀婚式」ですので、「銀」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、「スプーン」「食器」「アクセサリー」「ペア腕時計」「帯留め」「カフス」「写真フレーム」といった銀製品がオススメです。
おすすめ出来ないお祝いギフトについて
冠婚葬祭の贈り物は、現金や品物です。贈り物は、人間関係をスムーズにする、日本の礼儀のひとつでもあります。最近では、そのマナーや慣習もゆるく、薄れつつあります。贈り物のタブーについても、あまり気にする人はいなくなってきています。
とはいえ、せっかくの贈り物でタブーは避けたいもの。知っていけば、相手に不快な思いをさせずに済む、最低限のものをご紹介いたします。
☆ハンカチ・・・ハンカチとは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、手切れを連想させるので、NGです。また、白いハンカチは別れを連想させるのでタブーとされています。
☆櫛・・・「苦」や「死」を連想させる「くし」は縁起が悪い贈り物です。
☆日本茶・・・弔事に使われることの多い日本茶は、お祝いの贈り物には不適切とされています。しかし、お茶好きな相手へ贈る際には、オシャレなデザインのものを選べば失礼にはあたりません。
☆印鑑・・・印鑑を贈るということは、責任を持てという意味が込められるため、両親や兄弟、上司以外が贈るのは避けた方がいいでしょう。
☆時計・かばん・・・時計やかばんは勤勉を意味するので、目上の人に贈るときには注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
☆履物・マット類・・・相手を踏みつけるという意味合いから、目上の人に贈る時には注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
お祝いの金額の相場について
金額の目安は1万円~2万円になります。
お祝いの品を贈る場合は、個人が別々に贈るのもよいのですが、子供全員とか教え子有志とか、グループで高価な記念品を贈るのもよろしいでしょう。
☆のしの書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「御 銀婚式祝」または「御祝」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム
お祝いを贈る時期について
お祝いの品を贈る場合は、パーティなどの一週間前までに贈ってください。現金なら当日でも構いません。
プレゼントに添えるメッセージの文例について
・銀婚式のお祝いを申しあげます。これまでお築きになられた、お二人のすばらしきご家庭に、心から敬意を表し、より良い人生をお祈りいたします。
・銀婚式は、富士登山でいえば、五合目ぐらいでしょうか。よく登られました。頂上を目指して、さらにお二人で歩んでください。
・お父さん、お母さん、銀婚式おめでとうございます。お二人の二十五年の歴史は、そのまま私の成長の歩みです。心から感謝いたします。いつまでもお健やかに。
・お父さん、お母さん、二十五周年の結婚記念日をお祝いいたします。私たちは結婚して二年足らずですが、お二人のように、末長く幸せに暮らしたいものです。
・銀婚式のお喜びを申しあげます。二十五年をひと区切りに、さらにさらに、末長くご繁栄なされますことを、心からお祈り申しあげます。
・結婚記念日心からお祝い申し上げます。
・結婚記念日おめでとう。いつまでもお元気で。
・愛の記念日おめでとう。年とともに愛もさらに深まりますようにお祈りいたします。
「冠婚葬祭とおつきあい」より
「冠婚葬祭 手紙スピーチ全書」より
「冠婚葬祭 お金のマナー便利帳」より
「NTT D-MAIL」より