銀婚式のメッセージについて
プレゼントに添えるお祝いの言葉の文例について
・銀婚式のお祝いを申しあげます。これまでお築きになられた、お二人のすばらしきご家庭に、心から敬意を表し、より良い人生をお祈りいたします。
・銀婚式は、富士登山でいえば、五合目ぐらいでしょうか。よく登られました。頂上を目指して、さらにお二人で歩んでください。
・お父さん、お母さん、銀婚式おめでとうございます。お二人の二十五年の歴史は、そのまま私の成長の歩みです。心から感謝いたします。いつまでもお健やかに。
・お父さん、お母さん、二十五周年の結婚記念日をお祝いいたします。私たちは結婚して二年足らずですが、お二人のように、末長く幸せに暮らしたいものです。
・銀婚式のお喜びを申しあげます。二十五年をひと区切りに、さらにさらに、末長くご繁栄なされますことを、心からお祈り申しあげます。
・結婚記念日心からお祝い申し上げます。
・結婚記念日おめでとう。いつまでもお元気で。
・愛の記念日おめでとう。年とともに愛もさらに深まりますようにお祈りいたします。
・お二人で築いた愛の記念日、おめでとうございます。年輪を重ねるごとに、ますます愛が深まりますように。
・お父さん、お母さん、結婚記念日おめでとうございます。いつまでも仲良く、私たち夫婦のよきお手本でいてください。
・結婚記念日おめでとうございます。ときには新婚時代を思い出し、いつまでも助け合い睦み合うご夫婦であってほしいと思います。ますますご円満で充実した人生をお送りください。
・ご結婚記念日おめでとうございます。いつもご愛顧いただきまして、従業員一同心から感謝しております。これからも仲良くお元気で、ご夫婦で素晴らしい人生を送られることを心からお祈りいたします。
・結婚記念日おめでとうございます。ときには新婚時代を思い出し、いつまでも助け合い睦み合うご夫婦であってほしいと思います。ますますご円満で充実した人生をお送りください。
・ご結婚記念日おめでとうございます。いつも変わらぬお心遣い、心から感謝いたしております。いつまでもお幸せに記念日をお迎えになられますようお祈りいたします。
・ご結婚記念日をお祝い申しあげます。いつも、明るくてあたたかい●●さんのご家庭は、本当に僕らをなごませてくれます。今日はお世話をおかけしている感謝の気持ちを、お二人にお伝えしたいと思います。
「ありがとうございます。そしておめでとうございます」
・結婚記念日、おめでとう。いつかお父さんとお母さんみたいに、深く信じあい、寄り添いあい生きることで、どんなことものり越えていける家族になること、私たちも目標にしたいです。これからも二人仲良くネ。
娘より
同僚へのお祝いの文例について
ポイント:単身赴任や長期の現場作業など、家をあけがちな仕事の場合は、夫人の内助の功にスポットを当ててお祝いを述べます。
三浦君、奥様、銀婚式おめでとうございます。私は三浦君と同期入社の古屋と申します。
私どもの仕事は、いったん現場が始まると1、2年は家を留守にしがちです。家のこと、育児、親の世話、いっさいを妻に任せきりにしなくてはなりません。しかし、三浦君の奥様はいつも笑顔を絶やさず、明るく家庭を切り盛りなさっていたそうです。三浦君は照れ屋で、奥様に直接言ったことはないらしいのですが、私どもにはいつも奥様に感謝しているという話をしています。この場をお借りして、奥様にきちんと伝えておきますね。
「機嫌のいい妻は一生の家宝」という言葉があるそうですが、三浦君にとっては、まさしく奥様が家宝でしょう。三浦君は、今後は管理職として本社での仕事が主体になることでしょうから、ご自宅でふたりで過ごす時間を大切に、これからはしっかり家の宝を守ってあげてください。
部下から上司へのお祝いの文例について
ポイント:夫人の気配りにスポットを当てたスピーチ。若い人から「話がわかる」とほめられるのも、うれしいものです。
山本部長、そして奥様の裕子さん、銀婚式おめでとうございます。入社以来、部長の下で働いております川口と申します。
部長はお酒を飲むと「家に寄って飲んでいけ」というのが口癖で、私もまた図々しいたちなものですから、これまで何度も夜中に部長のお宅にお邪魔したことがあります。突然の訪問ですから、奥様はさぞご迷惑だったことと思うのですが、いつも嫌な顔ひとつなさらず、あたたかく迎えてくださいました。
ときには、奥様が話に加わることもありました。大学時代の同級生という縁でご結婚なさったせいでしょうか、おふたりとも友達どおしのようなんですよね。対等な立場でありながら、お互いへの敬意が感じられ、見ていてうらやましくなったものです。
結婚30年目、40年目、そして金婚式のときにも、そんなすてきなおふたりでいてください。本日はおめでとうございました。
子どもから両親へのお祝いの文例について
ポイント:パーティーまで大規模でなくても、家族でのお祝いはしたいもの。子どもからは記念のプレゼントを。
お父さん、お母さん、銀婚式おめでとうございます。
今日は、家族のアルバムをあらためて見直しました。アルバムは、私と美加が中学生になったあたりからガクンと枚数が減っています。部活だ、塾だと忙しくなって、お父さん、お母さんと一緒にどこかに行くという機会も、そのころからほとんどなくなってしまいました。
そこで、美加とも相談し、久しぶりの家族旅行を企画しました。ただし、二人ともまだ安月給なので、近くの温泉に1泊というお手頃プランです。お父さんとお母さんが結婚していなければ、私たちもこの世に存在しなかった。そんな感慨と感謝をこめたささやかなプレゼントです。どうぞお受け取りください。
お父さん、お母さん、これまでありがとう。そしてこれからもよろしくね。
夫からの感謝の文例について
ポイント1:あまり緊張せずに「ざっくばらんな語り」から入っていき、実感とかけ離れずに自分の言いたいことを言う。
ポイント2:スピーチの準備をしている「楽屋ネタ」をばらすという手法で、座をやわらげる。
ポイント3:妻の献身への感謝が主題なので、真正面からのアプローチはもちろん、からめ手からのアプローチも交えて多角的な展開をはかってください。
ポイント4:晴れの舞台なので、普段は言わない気障なせりふも吐いてください。
ポイント5:世話になった人々への感謝も忘れないでください。
今日は私ども夫婦のために、こんなすてきな会を開いていただきまして、まことにありがとうございます。家内はどうかわかりませんが、ふたりがいっしょになってから二十五年、銀婚式おめでとうと言われても、あまり実感がなくて困ります。
昨日も今日のあいさつの言葉を考えながら、家内に「『光陰矢の如し』とか『歳月人を待たず』ということわざはこういう席で使うためにあるのかなあ」と申しましたら、家内が「あなた、いまどきそんな古めかしい言葉を持ち出したら、若い人には何のことやらわからないわよ。下手なあいさつでお客様を退屈させるよりは、あなたの十八番の美空ひばりの『川の流れのように』でも歌ってごまかしなさいよ」とアドバイスしてくれましたが、いくらなんでもそういうわけにもいきません。
思わず知らず家内の話をしてしまいましたが、私としては今日の銀婚式を迎えるにあたって、まず感謝をささげたいのは、最愛のと申しますか、最強のといいますか、ベストパートナーであります、私の家内にでございます。
私はいわゆる猛烈サラリーマンのひとりでありました。せっかくの休日だというのに会社に出かけて仕事をする。家庭サービスなど一度もなし。家内を海外旅行はおろか、国内の温泉旅行にもつれていったこともありません。
あまりにも自己本位の亭主関白でしたが、そんな私に文句をいわず、本当は山ほどあったのでしょうが、そこをぐっとこらえて、結婚以来二十五年間黙ってついてきてくれました。あらためて礼をいいます。○○、本当にありがとう。
家内は私が胃の病気で入院した時もずっと病院に寝泊まりして献身的に看病してくれました。そのおかげで今日ただいまの私があると考えております。
こんなことをいうのはとても恥ずかしいのですが、少なくても私は、もう一度生まれ変わってきても、また家内と一緒に暮らしたいと思っております。
それから私ども夫婦とともに生活をしてくれている長男の○○と○○さん。いつもいつもこまやかな気配り、あたたかい心遣いを本当にありがとう。特に○○さんには何かと面倒ばかりかけてしまって、心から感謝しています。
「冠婚葬祭 手紙スピーチ全書」より
「NTT D-MAIL」より
「短いスピーチあいさつ実例大事典」より
「あいさつ・スピーチ 常識事典」より